ハイレゾポータブルプレーヤー
ハイレゾプレーヤーの選び方
CD以上の高音質な音楽が、どこにいても聞けるハイレゾポータブルプレーヤー。オーディオ好きや音楽好きの人はぜひ手に入れて欲しい一品です。
まずはハイレゾプレーヤーの選び方のポイントについて解説します。
音質
ハイレゾプレーヤーを購入する人はほぼ全ての人が高音質を求めていると思いますから、音質にはぜひこだわりたいですよね。
音質は一概に良い、悪いでは計れないところがあります。人によって、「良い音」「好みの音質」というのは差があり、これが多くのメーカーが多岐にわたる機種を製品化している一つの理由と言えるでしょう。
硬質感のある音質やあたたかみのある音質などからロックやジャズがよく合う製品、クラシックやアコースティック楽器の再生が上手な製品など、製品によって得意なジャンルも多岐に渡ります。
また基本的に値段と音質は比例しますが、下位グレードの製品でもどんな楽曲もある程度それなりにこなす製品もあります。
自分にあった音質の商品を選ぶためには?
まずは、あなたの好みの音質傾向、よく聴く音楽ジャンルを確認してみましょう。その上で可能であれば家電量販店で試聴したほうがいいでしょう。その際は自分の好きな音楽といつもお使いのイヤホンを持ち込むようにしましょう。いつも使うのと同じ条件で商品を比較しなければ意味がありません。
購入前の試聴が難しい方はネット上の口コミで判断するしかありません。ネットの口コミを見るコツは「悪い口コミ」を確認することです。特に音質について悪い口コミ=相性の悪いジャンルや音楽については確認しておいたほうがいいでしょう。
再生可能ファイル形式
「ハイレゾ」とはハイレゾリューション、つまり高解像度という意味になります。従来のCD(コンパクトディスク)の16bit/44.1kHzに比較して高解像度の音源で、一般的には96kHz/24bit程度以上のものをハイレゾ音源と言います。
購入を検討しているハイレゾプレーヤーが、ハイレゾ音源としてどのファイル形式に対応しているかは必ず購入する前に確認するようにしましょう。一般的なwavファイルのほかにFLAC、さらにはアップルロスレスのALACにも対応している商品が多くなってきましたが、特に重要なのはDSDファイルに対応しているかどうかです。
DSDファイルはSACD(スーパーオーディオCD)と同じフォーマットの音源ファイルになっており、1bit方式のきめ細かく滑らかな高音質が期待できます。主にクラシックやジャズ、過去の名盤などがリリースされており、今後更なる音源の充実が期待できるファイル形式です。
さらに音質にこだわるのなら、DSDファイルをPCM変換ではなくネイティブ再生できる製品かどうかも音質に影響があるので要チェックですね。
さらにさらに音質にこだわった、サンプリング周波数が384kHz・量子化ビット数32bitに対応しているプレーヤーも出てきています。このような音源はほとんどまだ存在しませんが、将来的なものを見越すという意味で選択肢の一つになりそうですね。
操作性
毎日使うものですから、操作性がいいものを選びたいものです。基本的には画面上で操作する機種が多いですが、中には物理スイッチやダイヤルを備えた製品もあります。
特に満員電車に乗る人などは、カバンやポケットの中に入れた状態のまま手探りで音量を操作したり曲をスキップすることができるので、物理スイッチやダイヤルは備わっている機種のほうが使いやすいケースが多いです。ご自分の利用シーンに照らし合わせて考えたいポイントですね。
連続再生時間、メモリ容量
現在では充電環境の充実やモバイルバッテリーの普及などで、再生可能時間はあまり重要視されなくなってきているようです。会社や学校などパソコンが移動先にあるのであればそれを母艦として充電が可能ですよね。
ただ充電環境があまり無い人などにとっては、なるべく長く再生できる製品がいいでしょう。ただしハイレゾ再生の場合、一般的に連続再生時間は短くなる傾向があり、MP3などの圧縮ファイル再生の方が連続再生時間は長くなることは覚えておいて下さい。
また内蔵メモリについては、人それぞれの使い方や持ち運びたい音楽の量次第ですが、商品によっては内蔵メモリは潔く無しにしてしまい、外部メモリに依存しているものもあるほどです。メモリカードは小さいですし今では価格もこなれていますから、大量の音源をカードごとにジャンル分けしてしまうという運用方法もアリかもしれません。こちらもご自分の利用の仕方に合わせたものを選ぶようにしましょう。
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